最近切り絵制作に夢中です。ある日本人の有名切り絵作家さんの作品をインターネットで見てすごーく感動したのがきっかけ。一枚の紙を切り抜いて作り上げられる切り絵には絵画とはまた違う独特な繊細さと美しさがあります。いざ切り始めると止まらなくて、時間が経つのも忘れてしまう程、朝から晩までずっと切ってしまっています。私の場合、手元に綺麗な和紙がたくさんあったので、最初の方は白と黒の中のアクセントとして一色ないし二色を裏に貼り付けて色付けしていました。前回制作した切り絵では舞妓ちゃんの着物部分が小さくなりすぎて、綺麗な柄が上手く見せられなかったのが心残りでした。せっかく友禅和紙を使うので、もっと柄が綺麗に出れば良いなぁと、今回制作してみたのがこちらです。

 

Ono no Komachi [18.5×10.3cm]

 

綺麗な十二単に身を包む小野小町とその和歌を題材にしてみました。

色を付けたい箇所、ひとつひとつの型をとって切り抜いた和紙を裏面に貼り付けています。最後に背景として白の麻美紙を重ねました。

 

細かすぎて少し見にくくなってしまいましたが、選んだ和歌は古今和歌集552番

「思ひつつ 寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」

【現代語訳】思い続けながら寝入ったからあの人を見ることができたのでしょうか。夢だと知っていれば目を覚まさなかったのに。

 

乙女の切ない恋心を詠んだ和歌です。可愛すぎます、小町さま。

 


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